ホーム > お客様紹介・お客様の声 > 株式会社 マスカット薬局 様 お客様のこと
事業内容 | 調剤薬局 |
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所在地 | 本店(国立病院前):岡山市北区田益1290-1 |
お問い合わせ | 086-239-0088 |
HP | |
お話 | 代表取締役 高橋 正志 様 専務取締役 高橋 真弓 様 |
インタビュアー | 監査担当:I 総務:S |
インタビュー時期 | 2022年9月 |
今回ご紹介するのは、岡山県内に15店舗の調剤薬局を展開する、株式会社マスカット薬局さんです。
調剤薬局といえば、病院でもらった処方箋を持っていけば薬剤師さんがお薬を出してくれるアレね、と思う方が大半なのでは?ですが、マスカット薬局さんは違います!
マスカット薬局所属の栄養士(薬局なのに栄養士さんもいらっしゃるんです!)による栄養相談やセミナーでの講演など、薬局を飛び出して活躍なさっています。
この事業以外にも、従前より、各店舗で「薬局へ行こう!」イベントや健康教室、がん哲学カフェ、アロマテラピー教室等の様々な活動にも取り組んでいます。
また、在宅医療にも積極的に取り組んだり、学校薬剤師として小学校等の水質調査やこどもたちへの講演を行ったり……と、薬局の外に出る形でも「地域の人々の健康・命を守る」活動をされています。
また、マイナンバーカードによる保険証確認・オンライン確認等も早期に全店対応し、R3年にプチ移転した児島店にはAIを活用した最新の自動ピッキングマシン「ドラッグステーション」(全自動で処方箋を読み取りお薬を用意してくれます!)を中四国で初導入するなど、ハード面でも時代の変化に素早く対応しています。
人も設備も常に成長し、どんどん発展していく様は、見ていて楽しくなります!
そんな魅力いっぱいのマスカット薬局さんですが、経営者である高橋正志社長がこれまた魅力的です。
高橋社長は、勤務薬剤師時代に出会ったある難病患者さんとの間で築いた信頼関係を医師に高く評価され、平成10年8月に法人を設立し、同10月に1店舗目となる日本原支店を出店することになりました。
そこから10年間で10店舗を出店するというハイスピードで成長を遂げられましたが、急すぎる成長は歪みを生み、社内に問題が多発してガタガタになっていたそうです。
そこで全社一丸となって問題点を洗い出し、当時の事務所の壁一面にその全てを貼り(実際に拝見しましたが圧巻でした……)、内容を検討し取りまとめ、5つに絞り込み、それらを解決するための5つの方針を作成します。そして全社員を集めての発表会でこれまでの問題を謝罪し、5つの方針を示しつつ決意表明されたところからマスカット薬局さんのイノベーション(抜本改革)が始まり、今も発表会は内容を発展させつつ毎年行われています。
※5つの方針はエンゲージメント(クレド・信条)として全社員に配布され、高橋社長は常に持ち歩いておられます(インタビュー時もすぐ出てきました)。
ハイスピードの出店は「たまたま色々な人とのご縁でいい話が続いた」、社内の問題に直面し全社員と対話した経験は「本当に大変だったが、あの時のおかげで今がある」、と良いことも悪いことも驕らず腐らず素直に受け止める姿勢がまずは魅力の一つです。
それに続いて素晴らしいと感じるのは、非常に勉強熱心で行動力がある点です。
社内の混乱の時期を乗り越える力のいくつかは、岡山県中小企業家同友会をはじめとした、色々な勉強会で得た学びにあったと仰います。様々な勉強会で深く学び、「人間性尊重の経営」という考えを軸に経営者としてご活躍されていますが、今も業界内外を問わない知識・情報に積極的に触れて知見を広められています。
そして、得た知識・経験は自社の経営に活かすに留まらず、ある時はその学びを全国各地のセミナーや講演会の場で広く伝え、ある時は教育委員会のオブザーバーとして会議に参加し「これからの教育に地域・企業がどう関わっていくか」を話し合い……と、幅広い活用の場をもたれています。
障碍者雇用やSDGsにも早い段階から取り組まれ、支援学校の生徒の作った雑貨を販売したり、会社の利益の一部を子どもの教育や貧困の問題に資する機関等に寄付をしたり、全ての人が良くなるよう、「人間らしく生きる」「人間尊重」の世の中になるよう、常に信念に基づいて行動しつづけていらっしゃいます。
……そんな素晴らしいお人柄な上に、お酒が大好きでとってもユニークでいらっしゃる点も、忘れず挙げたいチャームポイントです(笑)。
薬局のスタッフの皆さんも経営者も、とても魅力的で頼もしいマスカット薬局さん。
地域の健康を守る砦として、これからも更なる大活躍をお願いします!!